県境の館
6月8日(月)、今年度重点的に進めている「ふるさと学習」の一環として、4・6年生が県境の館へ行きました。
吉崎は豊かな宗教文化資源をもつところで、この場所は越前と加賀を結ぶ宗教街道「祈りの道」上にあります。
入口はちょうど福井県と石川県の間に作られ、福井県側と石川県側では階段の石の色も変えてあります。このように2県をまたがって作られている公共施設は全国でも珍しく、長い歴史の中で越前と加賀の文化が融合しあってきたことを十分物語っています。
館内には蓮如上人をはじめとする様々な人物のエピソードや、吉崎・加賀の歴史資料が展示されており、吉崎浦一体のジオラマもありました。吉崎小学校OB会会長でもある石黒さんが解説をしてくださり、子どもたちは用意してきた様々な疑問を投げかけました。
「昔の吉崎ってどれくらいの人がいたんですか?家の数は何件ほど?」
「地形は今と昔で違うのですか?」
「そもそもなぜ、このような2県にまたがる施設を作ることになったんですか?」
石黒さんと、公民館の板谷さんがみんなの疑問に丁寧に答えてくださり、大変勉強になりました。この地域に住んでいても、知らないことがいっぱいあることに気づきました。
しっかり学習したあとは、外に出て楽しい活動です。石投げで水切りをしたり、野鳥を観察したり。きれいに整備された護岸には、ちゃんと赤手ガニの子どももいました。環境保護がきちんとなされているからです。
これを機会に、文化の宝庫吉崎のことを、もっともっと調べていきたいと思いました。
石黒さん、板谷さん、どうもありがとうございました。
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