越前・加賀県境綱引き大会参加
10月18日(日)すばらしい秋晴れの元、第1回越前・加賀県境綱引き大会が、県境の館前で行われました。記念すべき第1回大会と言うことで、吉崎小はオペレッタ上演と綱引きで参加をしました。
県境を挟んで隣り合う緑丘小学校のオープニングの合唱に続き、開会式が行われました。
越前からはあわら市の橋本達也市長、加賀側は宮元陸加賀市長が、両県の県境から活性化して行きましょうというご挨拶をされました。
そしていよいよ、吉崎っ子のオペレッタ発表です。
夏に湖畔の夕べで行った「蓮如さまものがたり」の冒頭、蓮如様生誕にまつわる部分です。
本願寺家老職の下間法橋は、150年前に亡くなった親鸞聖人が、乱れた世を救うために生まれ変わるという夢を見ます。
そして、蓮の前さまのお子様として生まれた赤子の顔を見てびっくり!夢に出てきた親鸞聖人と瓜二つではありませんか。その上、実は蓮の前さまも、親鸞聖人が自分の子どもとして生まれ変わると告げられる夢を見ていたと知り、どんなことがあっても二人でこの子を大事に育てようと誓います。
しかし、残念なことに、蓮の前さまは身分の低いお生まれでした。蓮如さま6歳の時に、自分が母親ではこの子の将来の邪魔になる、と考えた蓮の前さまは「鹿の子の御影」と呼ばれる蓮如様の絵姿を描かせると、そっと寺を出て行ってしまうのでした。
蓮如さまは生涯母上を捜し続けましたが、二度とお会いすることはできなかった、という所までを低学年が中心になって見事に演じました。
後半の部分は高学年がナレーションで説明しました。今回は15分以内という制約があったため、内容を要約した劇になりましたが、会場で真剣に見入っていた人たちからは「もっと続きを見たい。全部見たい」という声が聞かれ、熱演した甲斐があったと感じました。
そのあと、吉崎小と緑丘小の代表による選手宣誓が行われ、いよいよ綱引き大会が始まりました。
小学生の部は、やはり、「吉崎小」対「緑丘小」です。
どちらも一歩も譲らず、結局1勝1敗1引き分けどうしの、完全なる「引き分け」となりました。二つの学校がこれまでも仲良く交流を続けてきた証なのかも知れません。
そのあと、中学生の部、大人の部と試合は続きます。午後は両市長さんが「男神」と「女神」に扮して綱を引くイベントもあり、最後に勝った方に「県境モニュメント」が1メートルずらされるそうです。
来年のこのイベントに「吉崎小学校」として参加することはもうありませんが、地元で開催されるお祭りを、これからもみんなで盛り上げていってほしいと思います。
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