人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」さん 来校
11月19日(木)、平成27年度「文化芸術による子どもの育成事業~巡回公演事業~」として、「デフ・パペットシアター・ひとみ」のみなさんが学校へ来て下さいました。
今年で創設35年を迎える人形劇団で、一番の特徴は「デフ=deaf=耳が聞こえない人」と耳が聞こえる人がいっしょに人形劇を作り上げている というところです。
今回来て下さったメンバーは9人です。朝から照明・音響・本格的な舞台装置がちゃくちゃくと作られていき、ここが吉崎小学校の体育館であることを忘れそうでした。
せっかくの機会なので、細呂木小学校・北潟小学校・波松小学校の皆さんにも、吉崎小学校まで来てもらって人形劇を観てもらうことになっています。
吉崎小学校と細呂木小学校の4年生は、10月に一度ワークショップをしていて、そのとき考えた箱を使ったジェスチャーを劇の前に発表します。他の学校のみんなの前での発表、ちょっとドキドキです。
ああでもないこうでもないと改良を重ね、リハーサルにも熱が入ります。
細呂木小学校の4年生は、学校で何度も練習して来たそうで、とても上手でした。やばい…
しかしそこは本番に強い吉崎小学校!「獅子舞チーム」も「足湯」チームも、特徴をよく捉えて表現することができました。オペレッタで鍛えられた演技力がここでも物を言ったようです。
今回の演目は「はこ BOXES じいちゃんのオルゴール」という人形劇で、台詞は一切ありません。音楽(主に箱などを叩いての音楽)と照明、そして細かな人形の動きだけでストーリーをつむいでいきます。今までにあまり見たことのない形の劇でしたが、みんな目を皿のようにして、しっかり舞台に見入っていました。
(公演の様子は公開できないそうです。あしからず。
照明の光で作られる色の加減や、絶妙な音響の使い方、さすが一流の劇団だと感心しきりだったことを伝えておきます)
最後に吉崎小学校の代表が今日のお礼を言って、プレゼントを渡しました。劇団からは、ワークショップをがんばったみんなに色紙をいただきました。
他の学校のみんなも、それぞれ劇団の人たちにお礼を言って、いっしょに写真を撮ってもらっていました。
デフ・パペットシアター・ひとみ のみなさん、とても楽しい時間をどうもありがとうございました。ただの四角い箱が、想像力を働かせればいろんな物に見えるという貴重な経験、すばらしかったです。これからのさらなるご活躍を、みんなで祈っています。
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