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2015年11月 6日 (金)

全校自然教室

10月31日(土)~11月1日(日)、吉崎小学校での忘れられない思い出を作ろうと、こども園・小学校・教職員・保護者の総勢34名で、大型バスを貸し切って小浜の旧田烏小学校へ出かけました。

Dscn0420 加賀インターから舞若道を通って、途中休憩を挟みながらの約2時間の旅です。車酔いを心配する子もいましたが、高学年が見事なバスガイドぶりを発揮してくれて、ゲーム有りクイズ有り歌有りで楽しく過ごしているうちに、あっという間に小浜に着きました。

Dscn0516 田烏小学校は、海と山に囲まれ、すばらしい自然に恵まれた学校でしたが、2012年に休校しました。体育館の中には「校内陸上大会の記録」などがそのまま残され、今にも子どもたちの声が聞こえて来そうです。まるでそこだけ時が止まったようでしたが、ランチルームなどを調理室に改造して「なれずし作り体験」ができる加工場として生まれ変わっていました。

Dscn0444 「はじまりのつどい」で、国立若狭湾青少年自然の家の所長さんのお話を伺うと、2日間の活動がますます楽しみになりました。そして、最初の活動の「磯釣り体験」に出かけました。

Dscn0458 出発前は雨の心配をしていたのですが、魚釣りをするころにはすっかり晴れて、所員の方のお話では「雨上がりの方がよく釣れる」とのことで、みんなわくわくしながら釣り糸を垂らしました。

Dscn0459 一番はじめに釣り上げたのは、3年生のAくん。獲物はなんと、鯛でした!

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Dscn0465 それからみんな、釣るは釣るは。グレを中心に、高級魚のメバルやイサキ、マゴチも釣れました。

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Dscn0525 それらの獲物は、夜、民宿の方がフライや煮付けにして出して下さいました。自分で釣った魚の味は格別でした。

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Dscn0494 それからいよいよ、明日のなれ鮨作りの準備として、へしこの皮むきとカマスの干もの作りに挑戦しました。おうちの人に少し手伝ってもらったものの、みんな魚の解剖が上手で、指導してくださった方も「いやーとか気持ち悪いとか誰も言わなくて、吉崎の子はすごいね」と褒めてくださいました。

Dscn0515 がんばりすぎて、ちょっと疲れたかな?

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Dscn0524 夜は子どもたちと保護者の方が、それぞれ民宿の「浜乃家」さんと「佐助」さんに分かれて豪華なお食事。どちらもたらふく食べて大満足でした。

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Dscn0544 そしてお待ちかね、夜の自由時間。男子はゲーム、女子は「恋話」に興じていたようです。楽しいね。

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Dsc05875_2 翌日は、佐助さんのご主人の丁寧なご指導の下、昨日準備しておいたへしこにご飯と麹を混ぜた物を詰め込んで、なれ鮨を作りました。工房はなんとも言えない良い香りがして、作業はどんどんはかどりました。

Dsc05880 最後に「吉崎小学校専用樽」にどんどん詰め込んで重しをし、2週間ほど寝かせます。今の時期の気温が発酵にはちょうどいいそうで、2週間後に1本1本真空パックにして送って下さるとのことです。試食にいただいたなれ鮨があまりにもおいしかったので、もう2週間後が楽しみでなりません。

Dsc05888 楽しい時間はあっという間に過ぎて、スタッフのみなさんとお別れの時間が来ました。おわりの集いではしっかりとお礼の挨拶をして、2日間のすばらしい体験を締めくくりました。

Dscn0585 この2日間の体験は、目に焼き付いた美しい景色、釣り上げたばかりの魚の感触、工房に入った時のへしこと麹のミックスした匂い、料理の数々のおいしい味とともに、みんなの心にいつまでも残ると思います。

また、お世話いただいたスタッフや民宿のみなさん、無事事故なく運んでくださったバスの運転手さんに、心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

 

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